こすもんぬ's blog

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地球工学科とかいうよく分からんとこ

どうも、こすもんぬです🙉
1年間の浪人生活を経て京都大学工学部地球工学科に入学し今に至るわけなんですが
この学科、正直何を学ぶところなのかよくわかりませんでした

人に学科名をいっても「へー、地球工学って宇宙とか?」みたいに言われることが多いです。

 

 

ということで今回は自分の所属する学科「地球工学部」をかるーく紹介していきます(´・ω・`)

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京都大学さんは地球工学科とは「地球が直面する諸問題を研究し、解決する学科」と言っています。幅広すぎて良く分かりませんがなんとなく環境問題とかやってそうな感じがしますね

 

 3つの分野

さて実際には大きく3つの分野が集まって一つの学科として成り立っています

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・土木工学

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生活を支える社会資本の整備や防災に関する技術と知識を学ぶ
京都大学設立当時からある地球工学の本流といえるところ

 

土木といえば工事現場とかのイメージが湧きやすいと思うけど実際に土木工学の扱う範囲は幅広い。
土木工学の根底にあるのは力学をもとに”構造物を作る”というところであるがそれが人にかかわるものであるため領域は経済学や行政学社会学などにも及ぶ。

 

異なる学問どうしの連携が普通になった今では割と何でもやると思っていい
一言でいえば「インフラと防災

・資源工学

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資源・エネルギーの確保と利用に関する技術と知識を学ぶ
名前の通りこれは分かりやすい、人の生活を支えている資源の有効な活用法を扱う。

 

省エネルギーやリサイクル、地殻や資源の革新的な活用法、新資源新エネルギーの開発など

一言でいえば「エネルギー
....そのままか

環境工学

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環境を改善する技術や循環型社会を創造するための知識を学ぶ

土木工学からの派生。琵琶湖に近いこともあって上水道や下水道、廃棄物処理などを担っていた。


人の生活環境や安全性にかかわる部分と持続可能な地球環境を目指すためのあれこれをやる。環境インフラや公害

 

一言でいえば「人と地球の安全

具体的にどんな授業があるんやろか

どんな授業があるのかいくつか見てみます

 

公共経済学

ミクロ経済学の基礎を理解したうえで社会基盤プロジェクトの事業評価の理論に関する概念を習得する。技術者としての観点から土木工学の経済的評価ができるようになることを目標とする

 

海岸工学

海浜変形、海の波の変形・予知、津波、高潮などの海岸に関する基礎事項や特に海岸域の物理環境を強く支配する漂砂現象(波や流れの作用で生じる土砂の移動)について詳しく理解する。

 

岩盤工学

放射性廃棄物処分施設や地下石油備蓄基地の建設,二酸化炭素地中貯留プロジェクトのような地下空間の利用,エネルギー資源や金属資源の開発等を行う際の基礎となる,岩石の変形・強度・破壊特性およびその時間依存性,透水性,岩盤応力などについて

 

放射線衛生工学

放射線の性質や物質との相互作用など基礎をを学び、その後人体及び生物への影響やその遮蔽、防護方法さらに放射線環境のモニタリング、影響評価を学ぶ。

 

空間情報学

国土や環境に関する空間情報を収集・管理・分析する技術について解説する。特に、地理情報システム、衛星リモートセンシング、ディジタル写真測量に焦点を当てる。
GISの個々の技術と相互の関連性に基づく効果的なありかたを学ぶ

まとめ

確かに地球に関する工学といえばそうだけど3つの分野があることが分からなければ地球工学科が何やってるかがよくわからなくなる

 

物理の真理を探求するとか新素材を発見するとかではなくどちらかというと現在の技術を人の生活にうまく導入していく技術を研究するといった感じな気がする
そのおかげで就職はいいらしい

 

では✋